【COTY 選考コメント】革新のクルマづくりで新しい伝説がはじまる…森野恭行

自動車 ニューモデル 新型車
VW ゴルフ TSI ハイライン
VW ゴルフ TSI ハイライン 全 8 枚 拡大写真

悩みの種はやはり、『ゴルフ』と『フィット』のどちらに10点をつけるかでした。どちらも力のあるモデルで、ゴルフは欧州代表、フィットは日本代表という印象です。

フィットの減点要素となったのは、ファンの期待がもっとも大きく、実際に売れているハイブリッドモデルの熟成不足。新技術で挑んだ点に「ホンダらしさ」を感じますが、低速域のギクシャク感については早い対策が望まれます。

逆に、ゴルフは隙のないクルマづくりに圧倒される思い。MQBという革新のクルマづくりを導入し、のっけからこれだけの完成度を見せつけるVWグループの力量は凄い!ゴルフ7はまさに選んで間違いのない1台で、新しいゴルフ伝説がここからはじまることでしょう。

でも、最終得点は想像以上に差がつきました。登録車に占める輸入車のシェアがじわじわと拡大し、今年、輸入車がイヤーカーに選出されたことで、日本のクルマ界も何かが変わるはず。日本勢のいい刺激になることを期待したいですね。

森野恭行|カーレポーター
生来のクルマ好きで、スモールカーから高級サルーン、高性能スポーツカー、はたまた2~3t積みトラックまで、機会があればどんなクルマでもとことん試乗。クルマの個性や魅力、そして開発者が担当モデルにこめた情熱などを、新車紹介や試乗インプレッションなどを通してわかりやすく伝えることを信条とする。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。1963年生まれ。

《森野恭行》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る