関西電力など、EV・PHVのバッテリーを活用した電力供給システムの技術実証事業を展開

エコカー EV
EVやPHVのバッテリーを利用した電力供給システム
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関西電力や竹中工務店など、6者は、大阪ビジネスパーク(OBP)内で、企業が所有する電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)のバッテリーを活用した電力供給システムの技術実証事業を進めていくことで合意した。

実施するのは、関電、竹中工務店のほか、MID都市開発、日建設計総合研究所、アイケイエス大阪ビジネスパーク開発協議会。6社はプロジェクトチーム「OBP『V2X』プロジェクト」を結成して事業を進めていく。

プロジェクトでは、国内初となる5台のEV・PHVを同時に充放電できる機器を開発する。放電の買取り単価を電力需要のピーク時に通常より割高に設定することで、ピーク時にはバッテリーから放電してビル内に電力を供給する一方、需要の少ない時間帯の充電単価を割安にして、オフピーク時の充電を促す。これによってピークカットによる新たなエネルギーマネジメントシステムを構築する。

また、災害に伴う停電発生時には、電力供給源を送配電線からEV・PHVのバッテリーに切り替えて、ビル内の防災拠点やエレベーターへの電力を供給できるようにする。これらの技術実証で有効性を検証する。

プロジェクトでは、2013年度中に充放電器とエネルギーマネジメントシステムを開発し、2014年度からOBP内に立地する松下IMPビルで5台のEVを使って技術を実証する予定。技術実証の中で、EVを使用したピークカットの効果、災害時の電力供給の有効性を確認した上で、実用化に向けて検討していく。

《レスポンス編集部》

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