BASF、商業規模で初めて再生可能原料から1,4-ブタンジオールを製造

自動車 ビジネス 企業動向
商業規模で初めて再生可能原料から製造された1,4-ブタンジオール(BDO)を検査するBASFの従業員
商業規模で初めて再生可能原料から製造された1,4-ブタンジオール(BDO)を検査するBASFの従業員 全 1 枚 拡大写真

独BASFは、商業規模で初めて再生可能原料から 1,4-ブタンジオール(BDO)を製造し、サンプル評価など商業化利用を目的とした顧客に提供を開始すると発表した。

製造プロセスには、米国ジェノマティカ社が特許権を所有する発酵プロセス技術を使用し、再生可能原料としてブドウ糖を活用。再生可能原料ベースのBDOの品質は、石油化学ベースのBDOに匹敵するものだという。またBASFは、ポリテトラヒドロフラン(PolyTHF)などを含む、再生可能原料ベースのBDO誘導体の製品ポートフォリオの拡充も計画している。

BDOおよびその誘導体は、包装材、自動車、繊維、スポーツ・レジャーなどの業界で使用されるプラスチック、溶剤、電子材料化学品および弾性繊維の製造に利用されている。従来、BDO製造の出発原料には、天然ガス、ブタン、ブタジエンおよびプロピレンが使用されてきた。

現在BASFは、ドイツ、米国、日本、マレーシア、中国でBDOおよびBDO同等品の製造を行っている。 BASFは、2013年7月に、今後2年間で、BDOの製造能力を65万トンへ、 PolyTHFの製造能力を35万トンへ増強することを発表している。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
  2. 日産『フェアレディZ』の「レトロな仕様」に注目…土曜ニュースランキング
  3. 「初代に立ち戻った感じでよき!」ルノー『トゥインゴ』の新型予想が話題! エンジン車にも期待の声
  4. トヨタの小型ミニバン『ルミオン』、安全性を大幅向上…スズキからのOEMモデル
  5. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る