東京モーターショー13に、ダイハツが出展した『デカデカ』のインテリアは、スペースを活かしたユーティリティが特徴だという。
そう話すのは、同社デザイン部東京デザイングループの池田聡さん。「長モノ関係は高さを活かしたヘッドルームに積んでもらう。インパネなどにも、アウトドアに行くとどうしても、ポーチやコンビニで買い物をした荷物が出てくるので、そういったモノなどを放り込んでおけるようなボックスを用意した」と述べる。
池田さんは、「基本的にはゴツッというイメージで、多少ラフに使ってもらっても問題ないようにデザインした。汚れ物なども入れておけるようなボックスもラゲッジには用意してある」とコメントし、「アウトドアで発生する色々な荷物をスムーズに収納できないかというところからデザインしていった」と話す。シート背面は防水加工がなされており、ハードなモノが当たっても傷つかないようにされた。
池田さん自身もサーフィンを趣味にしており、そこからのアイディアも含まれている。「ヘッドルーム部分の長モノの収納は、サーフボードが入るイメージ。インパネのポケットも、モノがあふれて、足元に置くことになりかねないので、自転車の前かごのように作って、ぽいっと入れられたら便利だなと思った」という。「まさにスペースユーティリティ命のクルマだ」と池田さん。
モーターショーの会場では特にグッズ類のディスプレイはされていない。「このクルマを見たユーザーが、自由に発想を広げて楽しんでもらえたらと思っている。あるユーザーは、上にコンパネが積めるかなとか、釣竿が積めるなど、色々な発想が出て来て面白い」と語った。