マレーシア、トヨタ製の窃盗リスク車、損保会社が一部で引き受け拒否

エマージング・マーケット 東南アジア

トヨタ製自動車で四輪駆動車(4WD)などの一部の車種で窃盗被害が多発していることを受け、一部の損保会社が保険引き受けを拒否している模様だ。

華字紙「南洋商報」が報じた。

マレーシア損害保険代理店協会(PERWAKIM)によるとこうした状況は数年前から続いており、およそ20社ある国内の損保会社のうち少なくとも5社がトヨタ・ブランドの一部の車種について引き受けを拒否する姿勢を示している。保険を受け付けている損保会社であっても、窃盗を免責事項に入れることを条件にしている会社もあるという。

車種別では『ハリアー』や『ダブルキャブ』が窃盗リスクの高い車種に挙げられている。『カムリ』はオーナーの背景などを参考に保険を引き受けるか決定しており、『ヴィオス』は高リスクのリストには入れられていないという。

トヨタは一年目の保険料を負担しているが、2年目からの保険更新で面倒な事態に遭う可能性がある。高リスク・リストに入れられると、保険料が60-150%割高になったり、盗難防止装置の設置が義務づけられる場合がある。最悪、損保に加入できない場合は損保33社が共同で運営する保険のマレーシア自動車保険プール(MMIP)が利用可能だが、この場合も保険料は割高になるという。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  6. タワーバーだけじゃない! ボディ補強パーツの最新事情と乗り味革命~カスタムHOW TO~
  7. 新時代の「ワーゲンバス」ついに日本発売、価格は888万9000円から
  8. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  9. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  10. ANAビジネスクラス新型シート紹介…Bluetoothオーディオ接続にワイヤレス充電まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る