クライスラー、フィアット OEM商用車のラインナップ拡大へ…今度は小型バン

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ラム プロマスター シティのエンブレム
ラム プロマスター シティのエンブレム 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車大手、クライスラーグループは12月2日、商用車の「ラム・コマーシャルトラック」部門が、新たな小型バンを北米市場に投入することを決定したと発表した。

クライスラーグループの「ラム」ブランドは2012年11月、商用車部門のラム・コマーシャルトラックを設立。ラムブランドは北米で、大型ピックアップトラックの『ラム』をメインに販売してきた。これまで個人ユーザーが中心だったが、GMやフォードモーター同様、商用ユースにも大きな需要があると判断。ラム・コマーシャルの設立に踏み切った。

ラム・コマーシャルトラックでは、トラックやバンを中心に車種ラインナップを展開する計画。その第一弾モデルとして2013年7月、メキシコ工場で商用バンのラム『プロマスター』の生産を開始した。同車は、クライスラーグループと提携関係にあるフィアット『デュカート』のOEM車。ラム プロマスターは、米国ではフルサイズバンのセグメントに属する。

今回、ラム・コマーシャルトラックが発表した新型車の投入計画は、ラム プロマスターよりもボディサイズが小さいバン。車名は、ラム『プロマスター シティ』を名乗る。現時点ではその詳細は公表されていない(発表されたのはエンブレムのみ)が、フィアット『ドブロ』(DOBLO)をベースに開発され、2015年モデルとして北米市場に投入される。

クライスラーグループのラムブランド担当、レイ・ビッグランド社長兼CEOは、「プロマスター シティが、ラム・コマーシャルトラックのラインナップをさらに強化する。今後もシェアと販売台数の拡大を目指す」と述べている。

《森脇稔》

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