トヨタ博物館クラシックカーフェスタin神宮外苑開催…50年前のショーカーも登場[写真蔵]

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手前からトヨタ・パブリカスポーツ、日野・コンテッサ900スプリント、プリンス・スカイラインスポーツ
手前からトヨタ・パブリカスポーツ、日野・コンテッサ900スプリント、プリンス・スカイラインスポーツ 全 34 枚 拡大写真

11月30日、トヨタ博物館主催のクラシックカーフェスタin神宮外苑が、明治神宮外苑聖徳記念絵画館前(東京都新宿区)にて開催された。

今回、企画展として、“50年前のモーターショーとその頃のクルマたち”が開催され、ショーカーとして、3台が展示された。1台はトヨタ『パブリカスポーツ』で、のちのトヨタ『スポーツ800』のベースとなるモデルだ。近年復元されたこのクルマは、空力や軽量化を徹底的にこだわり、飛行機のキャノピーを思わせるスライド式のルーフが備えられた。

もう1台は日産自動車が所蔵するプリンス『スカイラインスポーツ』だ。イタリアのデザイナー、ジョヴァンニ・ミケロッティがデザインし、カロッツェリアアレマーノの手で組み立てられたこのショーモデルは、1960年のトリノショーに展示されたそのものである。ボディに塗装されたブルーは、“カプリブルー”と呼ばれ、イタリアのカプリ島の海の色をイメージしたものといわれる。クーペとオープンの2種類のボディタイプがあり、約50台が生産された。

最後は、日野自動車所蔵で、第10回全日本自動車ショー(1963年)に参考出品された、『コンテッサスプリント』だ。このモデルもスカイライン同様、ジョヴァンニ・ミケロッティのデザインで、多くの海外のショーを歴訪した後、第10回全日本自動車ショーに出展された。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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