【エッセンモーターショー13】BMW 4シリーズクーペにポリスカー仕様…2.0ターボは294psへパワーアップ

自動車 ニューモデル モーターショー
ACシュニッツァー ACS4 2.8iクーペ(BMW4シリーズクーペがベース)のポリスカー仕様
ACシュニッツァー ACS4 2.8iクーペ(BMW4シリーズクーペがベース)のポリスカー仕様 全 4 枚 拡大写真

米国のSEMAショー、日本のオートサロンと並んで、世界三大カスタマイズカーショーに位置づけられるエッセンモーターショーが11月30日、ドイツで開幕した。同ショー恒例のポリスカー仕様は、今年はBMW『4シリーズクーペ』が務めた。

画像:ACシュニッツァー ACS4 2.8iクーペのポリスカー仕様

4シリーズクーペのポリスカー仕様は、実際に警察がパトロールに使用する車ではない。ドイツ政府とVDAT(ドイツチューニングカー協会)が共同で行う「合法チューニングPRキャンペーン」のために製作された1台。

エッセンモーターショーは2004年から「TUNE IT! SAFE!」と題したキャンペーンを展開。「違法チューニングは愛車を壊す可能性があるし、第一、交通安全上とても危険なのでやめましょう」との趣旨だ。このキャンペーンを、ドイツ警察と連邦交通省が全面的にバックアップしている。

このキャンペーンに賛同したドイツの有名チューナーが、毎年個性的なポリスカーを製作している。2005年はポルシェ『911ターボ』のテックアート仕様、2006年はメルセデスベンツ『CLS55AMG』のブラバス仕様、2007年はスマート『フォーツーカブリオ』のブラバス仕様とブラバスが続き、2008年はフォルクスワーゲン『シロッコ』、2009年はBMW『1シリーズクーペ』、2010年はMINIのEV、『MINI E』、2011年はアウディ『R8』、2012年は新型メルセデスベンツ『Aクラス』がポリスカーの素材に選ばれた。

そして2013年は、BMW『4シリーズクーペ』がポリスカー仕様のベース車両に指名。この4シリーズクーペは、ACシュニッツァー『ACS4 2.8iクーペ』と命名。BMWのチューニングを得意とするACシュニッツァーが、カスタマイズを手がけた。

シルバーとブルーのツートンボディは、ドイツのポリスカーをイメージしたもの。ルーフにはフラッシュライトが追加された。車高はローダウンされ、21インチサイズのタイヤ&ホイールを組み込む。

ACS4 2.8iクーペのベースグレードは、「428iクーペ」。2.0リットルの直列4気筒ガソリンターボは、各種のチューニングにより、最大出力294ps、最大トルク42.8kgmを引き出す。これはノーマルの最大出力245ps、最大トルク35.7kgmに対して、49ps、7.1kgmの上乗せ。この結果、0-100km/h加速5.7秒という優れたパフォーマンスを実現している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  2. ホンダ、新基準原付の110cc『スーパーカブ』『クロスカブ』3機種を発表…34万1000円から
  3. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
  4. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  5. あの伝説のホイール“TE37”に23インチが登場?! 技術の進化は止まらない、レイズの新世代スタンダードを体現PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る