【新聞ウォッチ】全トヨタ労連、5年ぶりにベア統一要求へ…「アベノミクス」率先垂範?

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年12月6日付

●秘密保護法案、参院採決、野党抵抗、本会議採決持ち越し(読売・1面)

●フィット2か月連続首位、11月新車販売(読売・10面)

●軽自動車増税を提示、総務省、1.5倍、2倍の2案(毎日・3面)

●全トヨタ労連ベア要求へ,春闘業績向上受け5年ぶり(毎日・9面)

●東南アジアにエコカー新技術、マツダ、タイにエンジン工場、日本勢、投資を拡大(日経・1面)

●旧型車重量税上げ、登録11年超、エコカーは減税拡大、政府・与党検討(日経・5面)

●ルノー16年にも中国生産、東風と合弁、当局が認可(日経・11面)

●輸入車販売11月21%増、高級車好調(日経・13面)

ひとくちコメント

約33万人を抱えるトヨタ自動車グループの労働組合で組織する全トヨタ労働組合連合会が、2014年春闘でベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分の統一要求をする方針を固めたという。

来年1月に開かれる中央委員会で正式決定すれば、統一要求は09年以来5年ぶり。全トヨタ労連は、08年のリーマン・ショックや超円高でトヨタの業績が悪化したため、10年からベア要求を見送ってきた。13年度は「円安効果や生産コスト削減でトヨタグループ各社の業績は大幅な向上が目立っており、要求が可能と判断した」としている。

きょうの各紙が取り上げているが、日経は「業績の回復を受けベアを求める動きは広がlりそうだ」などと報じている。

春闘の先導役といえる全トヨタ労連の「ベア要求」の動きは、安倍政権が提唱する「賃上げ」をめぐる春闘全体の攻防にも大きな影響を与えそうだが、ただ、同じ自動車業界でも、三菱自動車の益子修社長が「前向き」発言をする一方で、スズキなどは「軽の増税問題で賃上げを考える暇もない」(鈴木修会長)などと必ずしも足並みが揃っていない。

《福田俊之》

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