ロッキード・マーチンは12月10日、ニューヨーク州オゥエンゴに所在する同社の施設にて行われた式典において、オーストラリア海軍が米海軍より最初の2機の『MH-60R(ロメオ)』の納入を受けたことを発表した。
シコルスキー航空機によって製造され、ロッキード・マーチンの先進的ミッションシステムとセンサーを装備したMH-60Rは、米海軍にすでに外洋と沿岸における主要対潜水艦及び対水面戦闘システムとして採用され、運用されている。米海軍はオーストラリア防衛軍の要求に、24機の新世代多目的海洋戦闘航空機である証明されたMH-60Rヘリコプターによって応じた。全ての編隊は、2016年までに漸次納入されることとなる。
「MH-60Rヘリコプターはセンサーとシステムの完全なパッケージを搭載し、今日の増加しつつある潜水艦及び海表の脅威に対抗することができる。我々はこれらの機能をもたらす為に、米海軍及びオーストラリア海軍と協力することを名誉とする」とロッキード・マーチン航空システムの副社長であるダン・スプーア氏は語った。
MH-60Rは対潜水艦及び対水面戦闘などの主要ミッションエリアにおける対抗できない機能の他に、それは探索や救命、垂直補給や海軍水面射撃のサポート、後方支援や人員の輸送、医療的避難やVHF/UHF/リンクのコミュニケーションといった二次的ミッションの機能を備えている。