JVCケンウッド、自動車向け水性塗装樹脂パネル事業拡大…中国での量産開始

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Shinwa Precision(China)Ltd.(SPC)
Shinwa Precision(China)Ltd.(SPC) 全 1 枚 拡大写真

JVCケンウッドは、6月に連結子会社化した車載用メカ製造・販売最大手のシンワが手掛ける自動車向け水性塗装樹脂パネル事業の拡大に向けて、5月に設立したShinwa Precision(China)Ltd.(SPC)への先進設備の導入を終え、2014年より本格的に量産を開始すると発表した。

自動車向け水性塗装樹脂パネル事業は、車載用メカ事業と並ぶシンワの主力事業の一つ。車内におけるVOC(揮発性有機化合物)の規制が厳しい欧州において、自動車の内装用パネルに使用する塗装は、有機溶剤を使用せず、環境負荷低減を実現する水性塗装が基準となっている。シンワは、その水性塗装の技術・品質において欧州の自動車メーカーを中心に高い評価を得ており、今後は欧州から全世界へとビジネス領域の拡大を図っていく。

現在は主要市場である欧州のハンガリー工場で生産を行っているが、今後の需要拡大が期待される中国市場への対応力を強化するため、中国・広東省にSPCを2013年5月に設立。欧州におけるVOC規制に対応した、水性塗料の使用による高品質塗装を実現する先進設備を導入し、2014年から本格的に量産を開始する予定。

《纐纈敏也@DAYS》

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