【エコプロダクツ13】日本郵船など、「空気潤滑システム」で国土交通大臣賞を受賞

船舶 企業動向
写真左からMTI五十嵐誠社長、日本郵船田中康夫常務経営委員、坂井学国土交通大臣政務官、 大島造船所岩下達郎取締役設計部長
写真左からMTI五十嵐誠社長、日本郵船田中康夫常務経営委員、坂井学国土交通大臣政務官、 大島造船所岩下達郎取締役設計部長 全 1 枚 拡大写真

「第10回エコプロダクツ大賞」の表彰式が、エコプロダクツ2013会場内で行われ、船舶の省エネ技術「空気潤滑システム」の開発と運用がエコサービス部門・国土交通大臣賞を受賞し、日本郵船などが表彰を受けた。

表彰式には、日本郵船から田中康夫常務経営委員、共同受賞社である大島造船所の岩下達郎取締役設計部長、グループ会社のMTIの五十嵐誠社長が出席した。

今回受賞した空気潤滑システムは、空気を船底に送り込み、泡を発生させることによって、船体と海水の摩擦抵抗を低減、二酸化炭素(CO2)削減効果を得るもの。2010年にブロア(送風機)式空気潤滑システムをモジュール船2隻に搭載し、その後、2012年にはより喫水の深い大型船への展開として掃気式空気潤滑システムを石炭運搬船に搭載した。

今後はさらなる船種への展開として、新たに建造する自動車専用船への搭載も予定している。

日本郵船グループは「環境リスクを管理し、環境と経済のベストバランスを目指しながら、地球環境と持続可能な社会への貢献」を環境経営ビジョンとして掲げ、革新的な環境技術開発と運航上の工夫の両面から環境負荷の低減を推進している。中でも、空気潤滑システム搭載船は、地球温暖化防止につながる取り組みとして、国内外から高く評価されている。

《レスポンス編集部》

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