メルセデスベンツ Cクラス 新型、公式発表…4世代目が登場

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新型メルセデスベンツ Cクラス (アバンギャルド)
新型メルセデスベンツ Cクラス (アバンギャルド) 全 11 枚 拡大写真

ドイツの自動車大手、ダイムラーは12月16日、新型メルセデスベンツ『Cクラス』を発表した。まずは、4ドアセダンが新型に移行する。

初代Cクラスは1993年に誕生。メルセデスベンツが、初めて小型セダン市場に参入を果たした『190E』シリーズの後を継ぎ、新世代のプレミアム小型セダンとして登場した。今回発表された新型は、4代目。

新型の外観デザインは、先にデビューした新型『Sクラス』のモチーフを反映したもの。テールランプの形状や「エクスクルーシブ ライン」(旧「エレガンス」)仕様のフロントグリルに、新型Sクラスとの共通性を感じさせる。なお、「アバンギャルド」仕様は、先代同様、スリー・ポインテッド・スターがグリルに配される。

ボディサイズは、全長4686×全幅1810×全高1442mm。ホイールベース2840mm。先代比で95mm長く、40mmワイド、ホイールベースは80mm延びた。ボディを大型化したにもかかわらず、新型は先代比で最大100kg軽量化。これは、アルミ製ボディパネルや、新世代後輪駆動モジュラープラットホームの採用の成果。

新型Cクラスのダッシュボードは、メルセデスの最新デザイントレンドに沿い、新型4ドアクーペの『CLAクラス』に近い、流れるようなデザインが特徴。3本スポークのステアリングホイールや5か所の丸い空調に、CLAとの共通性を感じさせる。ただし、Cクラスは、CLAより車格が上。素材や仕上げのクオリティは、CLAよりも高いレベルが追求される。

ダッシュボード中央には、新開発のディスプレイを装備。大きさは7インチと8.4インチの2種類があり、8.4インチの場合、横幅は21.3cmのワイドデザインとなる。オートマチックのセレクターレバーは、ステアリングコラムに移動した。

新開発の「タッチパッド」も、新型Cクラスの特徴装備。先代Cクラスでは、オートマチックのセレクターレバーのある位置に、65×45mmの操作部をレイアウト。スマートフォンやタブレット型端末同様、指の動きによって、各種インフォテインメントシステムの操作を行う。

また、オートエアコンには、クラス唯一のトンネル判別機能を設定。これはGPSナビゲーションを使って、あらかじめトンネルの場所を識別。トンネルに差しかかると、自動的に内気循環に切り替え、トンネル内の汚れた空気が車内に侵入するのを防ぐ装備となる。

欧州仕様は、発売当初、3グレードを設定。「C180」は1.6リットル直列4気筒ガソリンターボで、最大出力156ps。「C200」は2.0リットル直列4気筒ガソリンターボで、最大出力184psを引き出す。「C220ブルーテック」は2.2リットル直列4気筒ターボディーゼルで、最大出力170psを発生。メルセデスベンツは、「先代比で燃費は最大20%向上」と説明している。

《森脇稔》

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