クライスラーの2機種、10ベストエンジン受賞…クリーンディーゼルとEV

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ジープ・グランドチェロキー
ジープ・グランドチェロキー 全 3 枚 拡大写真

米国の自動車大手、クライスラーグループは12月12日、『ワーズオートワールド』誌が主催する「10ベストエンジン2014」に、同社の2エンジンが選出されたと発表した。

10ベストエンジンは1995年から行われている。自動車のエンジン性能に着目して優秀な10台を選出する恒例の賞。エンジンのエンターテインメント性や環境性能に的を絞って、同誌の編集者6名が16メーカーの44エンジンから、最高の10機種を選ぶ。

選考の条件は、2014年3月まで米国市場で継続して販売されること。また、車両価格は5万5000ドル(約550万円)以下に限られる。よって、フェラーリやランボルギーニ、日産『GT-R』などのスーパーカーは、選考の対象外。

今回、10ベストエンジンに選ばれたクライスラーグループの2エンジンは、ジープ『グランドチェロキー』/ラム『1500』、そして親会社のフィアットのEV、『500e』。同賞は近年、EVパワートレインも選考対象に含めている。

ジープ グランドチェロキーとラム1500は、3.0リットルV型6気筒ターボディーゼル搭載車が選ばれた。「エコディーゼル」と命名されたこのエンジンは、最大出力240ps、最大トルク58kgmを発生する。パワフルさと環境性能を両立させたクリーンディーゼルだ。

フィアット500eは、フィアット『500』をベースに開発された市販EV で、2012年11月、ロサンゼルスモーターショー12で発表。フィアットと提携関係にあるクライスラーグループが開発したEVパワートレインは、モーターが最大出力111ps、最大トルク20.4kgmを発生する。二次電池は、蓄電容量24kWhのリチウムイオンバッテリー。充電は120Vソケットで約24時間、240Vソケットなら4時間以内で完了。

米国EPA(環境保護局)が認定したフィアット500eの電費性能は、市街地122MPGe、高速108MPGe、複合モード116MPGe。1回の充電で、最大約140kmが走行できる。

《森脇稔》

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