【BMW X5 xDrive35d M Sport 試乗】軽やかでパワフルな走りを堪能…島崎七生人

試乗記 輸入車
BMW X5 xDrive35d M Sport
BMW X5 xDrive35d M Sport 全 7 枚 拡大写真
あのBMWがSUV!?……と、軽い衝撃を覚えた初代から数えて早3代目。後発ライバル車も数多く登場したが、全世界で130万台以上を販売したという『X5』が、また新しく生まれ変わった。

欧州仕様でCd値0.31というスタイルは、最新BMWのデザイン要素を採り入れつつも、実に手堅くまとめられた印象。押し出し感、イカつさが控えめな点に好感がもてる。そのせいかボディサイズ(全長×全幅=4910×1985mm)もあまり意識させない。新型からラインアップ化された「M SPORT」は、バンパー、サイドスカートや、幅広のホイールアーチなどの専用アイテムで外観が仕上げられている。

また電子制御の“アダプティブMサスペンション”も「M SPORT」の専用アイテムのひとつ。その効力は絶大で、前後異サイズ20インチタイヤながら自動車専用道路の継ぎ目もサラッとかわし、フラットでスムースな乗り味を実現。コーナリング時の姿勢もまったく危なげない。

JC08モード13.8km/リットルの直6の3リットルツインパワーターボディーゼル(258ps/57.1kgm)は、室内での音、振動はまったく気にならない。加速はパワフルなガソリンエンジンのような感覚であり、8速ATとの組み合わせで、100km/hは1500rpmを切る(7速でも2000rpmを下回る)ほどの余裕で、軽やかにクルマを走らせる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. 『GRスープラ』の後ろ姿が劇的に変わる! LEDテールランプ「Laser Style」が発売
  3. 日産の商用車200台超、英国ホテルチェーン大手が導入へ…価格や性能が決め手に
  4. 「ランクル250の対抗馬?」三菱の次期『パジェロスポーツ』は日本市場復活なるか、SNSでは期待の声続々
  5. AE86レビン・トレノ、エンジン部品を復刻生産へ…トヨタGRヘリテージパーツプロジェクト
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る