AIG、航空機リース部門のILFCをエアキャップに売却で合意

航空 企業動向

アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は12月17日、航空機リース事業を展開する100%子会社インターナショナル・リース・ファイナンス・コーポレーション(ILFC)の株式を、エアキャップ・ホールディングスに売却することで合意したと発表した。

AIGは、ILFCの売却で現金30億米ドルとエアキャップの新規発行普通株式9756万976株を取得する。12月13日付けエアキャップの1株当たりの終値24.93米ドルベースで換算すると売却額は約54億米ドル。取引は、2014年第2四半期に完了する予定。AIGは取引終了時点で、エアキャップの普通株式の約46%を保有する。

AIGは、非中核事業である航空機リース事業から撤退することで、本業である保険事業に経営資源を集中する。主要な非中核事業の売却ではILFCが最後となる。

AIGは、エアキャップとの合意を前に、ジャンボ・アクイジションとの間のILFCの普通株式を最大90%売却する株式譲渡契約を解除した。

ILFCは、民間航空機リースと再販売で世界トップクラスの規模で、約1000機の航空機を自社保有・管理しており、約330機の新たな航空機を購入するコミットメントを持つ。80の国に約200の顧客を持つ航空機リース会社で、子会社であるエアロタービンを通して一部販売、エンジンのリースサービスを提供している。

《レスポンス編集部》

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