航空自衛隊、「26中期防」でF-35A戦闘機を整備

航空 行政
F-35Aを整備
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航空自衛隊は、政府が決定した「2014年度以降に係る防衛計画の大綱について」(25大綱)と、「中期防衛力整備計画(2014年度~2018年度)について」(26中期防)に伴う防衛力整備の概要について発表した。

基幹部隊では、8個ある航空警戒管制部隊の20個の警戒群と警戒隊を将来的に統合、28個警戒隊とし、このうち飛行隊を2個から3個に増やす。戦闘機部隊も12個から13個、空中給油・輸送部隊を1個飛行隊を2個飛行隊とする。

作戦用航空機は現行の約340機を約360機に増やす。このうち、戦闘機を現行より20機増やして280機とする。

26中期防では、那覇基地に戦闘機部隊1個飛行隊を移動するとともに、警戒航空部隊に1個飛行隊を新編、那覇基地に配備する。訓練支援機能を持つ部隊を統合する。

周辺海域での安全を確保するため、広域での常続監視を行い、各種兆候を早期に察知する態勢を強化する。このため、新たな早期警戒管制機か早期警戒機を整備する。固定式警戒管制レーダーの整備や現有の早期警戒管制機(E-767)を改善する。

尖閣諸島をはじめとする島嶼部に対する攻撃への対応力を強化するため、F-35A戦闘機の整備、F-15戦闘機の近代化改修、F-2戦闘機の空対空能力とネットワーク機能の向上を図る。近代化改修が困難なF-15戦闘機について、能力の高い戦闘機に代替するため検討する。能力向上型迎撃ミサイル(PAC-3MSE)を搭載するため、地対空誘導弾ペトリオットの能力を向上する。

また、新たな空中給油・輸送機の整備やC-130H輸送機への空中給油機能の付加、UH-60J救難ヘリコプターの整備も進める。

迅速、大規模な輸送・展開能力を確保し、実効的な対処能力の向上を図るため、C-2輸送機を整備する。

《レスポンス編集部》

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