VWの中国合弁、米国企業とインホイールモーター駆動システム共同開発へ

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一汽フォルクスワーゲンの新型ボーラ
一汽フォルクスワーゲンの新型ボーラ 全 1 枚 拡大写真

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲン。同社の中国合弁が、米国企業との間で、インホイールモーター駆動システムの共同開発に乗り出すことが分かった。

これは12月12日、米国のプロティアン・エレクトリック社が明らかにしたもの。同社は、「一汽フォルクスワーゲンとの間で、インホイールモーター駆動システムを共同開発することを内容とした提携を結んだ」と発表している。

一汽フォルクスワーゲンは、中国の自動車大手、第一汽車とフォルクスワーゲンの中国合弁。また、プロティアン・エレクトリック社は米国以外にも、英国や中国、香港に拠点を置き、EVパワートレインなどの開発・生産を手がけている。

インホイールモーターは、次世代のEVパワートレインとして注目を集める。ホイールの中にモーターをレイアウトすることで、駆動ロスを低減。車両の軽量化の面でも効果的とされる。

プロティアン・エレクトリック社はすでに、「プロティアン・ドライブ」と命名されたインホイールモーターシステムを開発済み。一汽フォルクスワーゲンはこのプロティアン・ドライブを、新型『ボーラ』ベースの試験車両に搭載。インホイールモーター駆動システムの自社での実用化を目指して、研究開発を進める方針だ。

《森脇稔》

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