【ホンダ ヴェゼル 発表】開発責任者「HV比率は8割超を想定」

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ ヴェゼル
ホンダ ヴェゼル 全 8 枚 拡大写真
ホンダが12月19日に発表した新型SUV『ヴェゼル』のパワートレインは、1.5リットル直噴ガソリンモデルと、同エンジンに1モーターを組み合わせたハイブリッドモデルの2本立てとなっている。

開発責任者を務める本田技術研究所四輪R&Dセンターの板井義春主任研究員は「日本でのハイブリッド比率は8割くらいを想定している。ただ新型『フィット』の状況を踏まえると100%近くなってもおかしくないのではないか思う」と語る。

その一方で「ハイブリッドが脚光を浴びる日本の市場ではあるが、ガソリンエンジンも決して競争力が低いわけではないので、是非、ガソリンエンジンも多くの方に選んでいけたらなと思う」とも述べている。

ハイブリッドモデルは最高出力が112kW、JC08モード燃費27.0km/リットルに対し、ガソリンモデルは96kW、20.6km/リットルと、やや見劣りがする。

板井主任研究員も、この点は認めつつも「環境性能は非常に高いものを有しているし、ダウンサイザーや若いユーザーの受け皿として、ガソリンエンジンを併売してやっていくということでラインアップの中に入れている」と語る。

というのも「(競合車)『ジューク』のユーザーを調べると、実はけっこう、ダウンサイザーが多い。こうしたダウンサイザーがホンダのラインアップの中で選ぼうとすると『フィット』や『フィットシャトル』ということになっていくが、数が多いのでいやだという方がかなりいる」からだと指摘する。

また「コンパクトなサイズで200万円以下のこなれた価格帯というところにジュークがあり、非常に良いということで流れている」とも説明。

その上で「ヴェゼルは、そうしたダウンサイザーの方たちに十分買って頂ける商品だと思っている。またハイブリッドには価格的に手が届かない方でもガソリンエンジンだったら十分買えそうだという若いユーザーにマッチした商品だと思っている」と述べた。

ヴェゼルのハイブリッドモデルの価格は219万~268万円、ガソリンエンジンモデルは187万~212万円となっている。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  3. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  4. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  5. 「かっこよすぎて悶える」ホンダ『プレリュード』レーシングカー公開!SNSでは「来年が楽しみ」と活躍に期待
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る