アストンマーチンとダイムラー、技術提携で正式合意…ダイムラーが5%出資

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アストンマーチン V12 ヴァンテージ S
アストンマーチン V12 ヴァンテージ S 全 2 枚 拡大写真

英国の高級スポーツカーメーカーのアストンマーチンと、ドイツの自動車大手のダイムラーは12月19日、両社が技術提携することで正式合意し、その契約を締結したと発表した。

2013年7月、アストンマーチンとメルセデスベンツの高性能車部門、メルセデスベンツAMGは技術提携を結ぶと発表。今回、メルセデスベンツAMGの親会社、ダイムラーとアストンマーチンの間で、正式な契約が交わされている。

契約の内容で注目できるのは、ダイムラーがアストンマーチンに対して、最大で5%の出資を行うこと。これは、ダイムラーがアストンマーチンの議決権の伴わない株式を、無償で最大5%取得する形で行われる。さらに、ダイムラーはオブザーバーとして、アストンマーチン取締役会で1議席を獲得する。

また、両社の技術提携の内容は、メルセデスベンツAMGが、アストンマーチンのために、V8ガソリンエンジンなどのパワートレインや電装コンポーネントを開発。これらをアストンマーチンは、自社の次世代モデルに搭載する。

メルセデスベンツAMGのトビアス・メールス会長は、「我々は英国を象徴するスポーツカー、アストンマーチンの未来のスポーツカーに、エンジンを供給する。AMG本社は誇りを持って、アストンマーチンと共同開発を進めていく」とコメント。アストンマーチンの広報担当は、「創業100周年を迎えたタイミングでのダイムラーとの技術提携は、スポーツカー事業の次の100年を切り拓くもの」と語っている。

《森脇稔》

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