川崎重工、Kライン・バルク・シッピングに低燃費主機関を搭載した58型ばら積運搬船を引き渡し

船舶 企業動向
川崎重工、58型ばら積運搬船「エウロパ・ベイ」を引き渡し
川崎重工、58型ばら積運搬船「エウロパ・ベイ」を引き渡し 全 1 枚 拡大写真

川崎重工業は、坂出工場でKライン・バルク・シッピング(UK)向け58型ばら積運搬船「エウロパ・ベイ」を引き渡した。

船は、川崎重工が開発した58型ばら積運搬船の31番船に当たる。

船首楼付平甲板型で、穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物が積載可能な5船倉を持ち、各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備する。このため、荷役設備の無い港湾でも荷役作業が可能となる。

省燃費型ディーゼル主機関・川崎-MAN B&W6S50MC-C7ディーゼル機関と高効率タイプのプロペラ、川崎重工が独自開発したカワサキフィン付ラダーバルブ、抵抗の少ない滑らかな船首形状を採用することで、推進性能を向上、燃料消費量の低減を図った。

主機関と発電機用エンジンは、海洋汚染防止条約によるNOx排出量2次規制に対応している。

《レスポンス編集部》

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