【BMW X5 xDrive35d xLine 試乗】エレガンスという個性が際立つ…島崎七生人

試乗記 輸入車
BMW X5 xDrive35d xLine
BMW X5 xDrive35d xLine 全 6 枚 拡大写真

フルモデルチェンジしたBMW『X5』のラインアップには、「M Sport」のほかにもうひとつ、個性を際立たせたバリエーションが用意される。それが「xLine」だ。

外観では、スタンダードモデルに対し、ディテールが専用化されているのが特徴だ。とくにフロント、サイド、リヤのステンレスフィニッシャーはひと目でそれとわかる識別点。サテンアルミニウムのルーフレールや、19インチ・スタースポーク・スタイリング449アロイホイールなども専用。サイドウインドまわりのクロームの縁取りなど、オーソドックスなBMWらしさにエレガントさを加味した……というべきか。

インテリアでは、ウォークナッパレザーがインパネ上面に貼り込まれ、上質感をより高めている。シートも専用パターンが施され、しなやかな風合いのエクスクルーシブナッパレザーが心地いい。なおリモコンキーもボタン部分がクロームになった専用品だ。

「M Sport」のようなアダプティブサスペンションではないものの、前1150kg/後1130kg(試乗車の車検証の記載)のBMWならではの重量配分により、自然で安定感のある走りが楽しめた。搭載エンジンは別に試乗した「M Sport」と同じ直6ツインパワーターボディーゼル(258ps/57.1kgm)だったが、2000rpm台から前に吸い込まれるような加速はスムースのひとことで、余裕たっぷりのドライブが楽しめる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る