検問突破の後に単独衝突、警察車両が絡む事故の原因となった男を逮捕

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今年11月、兵庫県姫路市内で交通検問を突破し、その後に単独物損事故を起こすも警察に通報しなかったとして、兵庫県警は19日、同市内に在住する25歳の男を道路交通法違反(措置義務違反、事故不申告)容疑で逮捕した。男のクルマを追跡する途中で警察車両が無関係なバイクとの出会い頭事故を起こし、1人が死亡している。

兵庫県警・姫路署によると、逮捕された男は2013年11月26日の午前2時ごろ、姫路市白銀町付近の市道を乗用車で走行中に中央分離帯へ衝突する単独物損事故を起こすも、事故発生の通報を行うことなく、そのまま逃走した疑いがもたれている。

男が運転するクルマはこの直前に約300m離れた姫路市東駅前町付近で同署が行っていた飲酒検問を突破。待機していたワゴン型の捜査車両が追跡を開始したが、この捜査車両が赤信号の交差点を通過する際に原付バイクと出会い頭に衝突する事故を起こし、バイクを運転していた41歳の女性を死亡させている。

警察では検問突破車両の特定を進めるため、現場付近に設置されていた防犯カメラ映像や目撃証言などを集めていたが、この車両が単独事故を起こしていた可能性が高くなり、現場で容疑車両の破片を収集。車種を特定し、運転していた男を逮捕した。

聴取に対して男は「シートベルト未着用だったので逃げた」などと供述しているようだ。警察では飲酒運転の可能性もあるとみて、男を厳しく追及している。

《石田真一》

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