【大阪モーターショー13】航続距離1500km、トリプルハイブリッドの アクア が登場

自動車 ニューモデル モーターショー
近畿LPガス連合会ブース
近畿LPガス連合会ブース 全 3 枚 拡大写真

23日までインテックス大阪で開催されている大阪モーターショーで、近畿LPガス連合会は、3号館「エコカーと暮らしの未来ゾーン」にガソリン・電気・LPGで走るトリプルハイブリッドの『トヨタ アクアLPG車』を出展した。

【画像全3枚】

このアクアLPG車の改造を担当した岩手県の有限会社マイカープラザの小原隆孝社長によると、「このアクアLPG車はガソリンとLPGの切換えは全自動で、満タンで1500キロ走行できる。LPG車は一番身近でクリーンなエコカーだ。LPG車はヨーロッパではおなじみで、日本でもタクシーで十分な実績があり、ガス・スタンドも全国で1600カ所に達している」という。

LPG車の特徴としては、燃料コストが安く、LPGはガソリンの6割程度の価格であることや、排気ガスがクリーンであり、低CO2はもちろんのこと、窒素酸化物NOXや硫黄酸化物SOXもきわめて少なく、中国の大気汚染で話題の黒鉛PMに至っては、排出ゼロである点が挙げられる。日本の大気汚染が少ないのも、走行距離の大きなタクシーがLPG車であることが大きく寄与している。

欧州では、2014年にメルセデスベンツがBクラスに天然ガス車『B200』を発売する。日本でも、マツダが新型『アクセラ』にLPG車を設定。来年は、エコカーの選択肢のひとつにLPG車が加わる年かも知れない。

現在、使っているガソリン車のマイカーを、LPGでもガソリンでも走れるバイ・フューエル車に改造することも可能だ。ただし、改造車を登録するには、排ガスの測定に30万円程度の費用が余分に必要になるため、改造実績のある車種が有利。この点でも、一層の規制緩和が望まれるところだ。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  2. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
  3. 日産版の三菱アウトランダー!? 北米発表に「まんまやんけ!!」「かっこよ!」など日本のファンからも反響
  4. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  5. 日産の新型セダンが「コスパ最強」と話題に! モビショーで公開後「リーフの半額!」「どうして日本では…」など反響続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る