海上保安庁は、東南~南アジア周辺海域へ巡視船「みずほ」を派遣すると発表した。今回の派遣では、インドで沿岸警備隊と連携訓練などを実施する。
海上保安庁では、アジア各国との海賊対策に関する相互連携・協力推進を目的に、2000年以降、毎年、巡視船を東南アジア周辺海域に派遣し、海賊対策に当たっている。
今回の派遣期間中、往路復路の公海上で、海賊行為に対する巡視警戒・情報収集活動のほか、必要に応じて海賊行為に対処し、インド・コチに寄港する。
巡視船「みずほ」はインドに2012年1月以来、約2年ぶり、6回目となる寄港を行う。日本と中東海域を結ぶ重要な海上交通路に位置するインドとの連携強化が重要との認識から、インド沿岸警備隊と連携訓練を行う予定。
「みずほ」は第四管区海上保安本部名古屋海上保安部に所属する巡視船で、総トン数5300トンでヘリコプターを搭載する。12月27日に名古屋を出港、2014年1月11~16日までの間。インド・コチに寄港し、1月14日にインド沿岸警備隊と連携訓練を実施、1月30日に名古屋港に入港する予定。