日本海事協会、無溶剤型エポキシ塗料を代替塗装システムとして型式初認定

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中国塗料が開発した海水バラストタンク用の1回塗り無溶剤型エポキシ塗料を採用したナカタ・マック向けプロダクトキャリア「モーニング・アイビス」
中国塗料が開発した海水バラストタンク用の1回塗り無溶剤型エポキシ塗料を採用したナカタ・マック向けプロダクトキャリア「モーニング・アイビス」 全 1 枚 拡大写真

日本海事協会は、中国塗料が開発した海水バラストタンク用の1回塗り無溶剤型エポキシ塗料をPSPC(IMO塗装性能基準)での代替塗装システムとして型式認定した。

無溶剤型塗料の型式認定は、同協会にとって初めてとなる。

PSPCでは原則、エポキシ塗料の2回塗りを要求している。同協会は無溶剤型エポキシ塗料が、PSPC代替塗装システムの基準を満たすことを確認するとともに、塗料の性能が2回塗り塗料と同等以上であることを塗装要領を含めて検証し、1回塗り無溶剤型エポキシ塗料として型式認定した。

無溶剤型エポキシ塗料は、塗料中に揮発性有機化合物(VOC)を含んでいないことから、大気汚染などの環境問題への対応、塗装作業者の健康・安全に配慮した作業環境の改善に寄与する。

今回の型式認定のもと、尾道造船が建造したナカタ・マックコーポレーション向けプロダクトキャリア「モーニング・アイビス」の海水バラストタンクにこの塗装システムが施工された。

同協会は今後も、迅速な承認・認定と必要な技術支援を通じて、新技術の実用化に向けて取り組んでいくとしている。

《レスポンス編集部》

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