世界の降雨量を観測する『GPM』主衛星 2月28日種子島から打ち上げ

宇宙 科学
打ち上げ準備中のGPM主衛星
打ち上げ準備中のGPM主衛星 全 3 枚 拡大写真

JAXA 宇宙航空研究開発機構は、JAXA・NASA共同開発の全球降水観測計画『GPM』主衛星の打ち上げ予定日を2014年2月28日午前3時7分~午前5時7分と発表した。打ち上げはH-IIAロケット23号機で種子島宇宙センターから行われる。

GPM主衛星は、2種類のレーダー波の帯域を兼ね備え、弱い雨、雪から豪雨まで降水量を高精度に観測できる衛星。雲の発達を三次元的にとらえ、台風を切って断面を撮影するように降雨の”厚さ”がわかる。衛星はNASAとJAXAが共同開発し、主ミッション機器「二周波降水レーダ DPR」はNICT 情報通信研究機構が開発した。1997年に打ち上げられた熱帯降雨観測衛星TRMMの後継機となるもので、観測範囲を熱帯地方から地球全体に広げている。アメリカ、欧州やインドの地球観測衛星8機と共同観測の中心となり、データの基準となる「ものさし」の役割も担っている。

打ち上げはH-IIAロケット202形態の23号機号機で行われ、同時に大学開発の衛星を中心とした7機の超小型衛星が相乗りで打ち上げられる。

《秋山 文野》

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