「カーシェアリング」会員30万人突破で、第四の公共交通を目指す...タイムズ24

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「カーシェアリング」会員30万人突破で、第四の公共交通を目指す...タイムズ24
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タイムズ24(西川光一社長)は2014年1月にもカーシェアリング事業の「タイムズカープラス」の会員が30万人を超えることを26日、明らかにした。

「11月時点で会員数は28万8848人。1か月で1万人から1万5000人ほど純増しているため、2014年1月には30万人を突破する見込みです」(経営企画本部・杉山理恵子氏)

同社は、3期連続で過去最高益を更新する見通しを発表したばかり。

時間貸し駐車場事業を核にして発展する同社は、全国に約1万2800か所で駐車場を運営する。カーシェアリング事業は、こうした駐車場の一部に専用車両を設置し、拡大してきた。

「13年10月にカーシェアリング車両を7000台にするという目標を達成し、14年10月には1万台まで増やす計画です」(同・小田原真琴氏)

カーシェアリングは、レンタカーのような貸出の手続きやガソリン給油後の返却などの手間が不要。車両の予約もインターネットで行う。利用料はガソリン代込みで、200円/15分と手軽で短時間利用に適している。

同社は駐車場の運営を強みに、カーシェアリングの利用率が高い場所では、その周辺にすばやく拠点を増やすドミナント戦略を展開し、会員数増加につなげた。

拡大し続ける同社のカーシェアリング事業は、さらにこんな特徴を備えている。

「出張などビジネス利用を想定して、地方都市の駅前にもカーシェアリングを準備しています。法人利用の多い拠点ではADバンなどの商用車も用意しました。さらに住宅街にも設置し、家庭でセカンドカー代わりとしても好評をいただいています」(前同・杉山氏)

同社のカーシェアリングサービスは、どこまで進むのか。小田原氏はカーシェリングを「鉄道、バス、タクシーに続く第四の公共交通にしたい」と、話す。

さらに、カーシェアリングサービスを統括するタイムズカープラス事業部の内津基治部長は、こう言い切った。

「30万人は通過点にしか過ぎません。まだカーシェアリングをご存知ない方もいらっしゃいます。最終的には、免許保持者のすべてに会員になっていただきくことを目標に、タイムズカープラスを拡大してまいります」

《中島みなみ》

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