自動車ジャーナリストや識者がその年を代表する車種を選ぶ日本カー・オブ・ザ・イヤー(JCOTY)。2013年はVW『ゴルフ』(7代目)が選ばれ、同賞創設以来の初めて輸入車が大賞を受賞する快挙を成し遂げた。
当初はデュアルクラッチトランスミッションとHVを組み合わせるなど、強力な商品力を携えてフルモデルチェンジを果たしたホンダ『フィット』との一騎打ちが予想されたが、蓋を開けてみると、開票直後からゴルフの独走で受賞。
受賞が決まった直後、VWジャパン庄司茂社長は感激の面持ちでスピーチ。「(選考委員の)ゼロ評価・ゼロ得点が一人もいなかった。この結果は、いろいろな方面から評価いただいているVW ゴルフというクルマを表している」。
◆日本カー・オブ・ザ・イヤーに先立って行われたRJC COTYはマツダ アテンザに栄冠
RJCカーオブザイヤー、マツダの アテンザ が受賞
ボルボ V40、RJCカーオブザイヤーインポートを受賞
三菱自動車、プラグインハイブリッドEVシステムがRJCテクノロジー・オブ・ザ・イヤーを受賞
◆10月にノミネート、11月に最終選考の10台が決定
2013-2014のノミネート車発表
10ベストカー決まる…輸入車勢が半数占める
◆部門賞はアウトランダー PHEVがRJCとともに2冠
部門各賞が決定、イノベーション部門は三菱 アウトランダーPHEV
マツダ アテンザ がエモーショナル部門賞を受賞
スズキ スペーシアがスモールモビリティ部門賞を受賞
三菱 アウトランダーPHEV がイノベーション部門賞を受賞
◆念願の初受賞、VWジャパン沸き立つ
“今年のクルマ”はVW ゴルフ…輸入車初の栄冠
VWジャパン庄司社長「この受賞を輸入車業界の励みに」
VW ゴルフが輸入車初受賞の快挙、評価のポイントは
◆ジャーナリストも偉業に称賛送る
MQBで実現したコストダウンと品質維持に驚き…斎藤聡
軽自動車も全てのクルマと同じ土俵で評価されるべき…松下宏
車の歴史や背景を重視…石川真禧照
極めて高いレベルでまとめあげている…斎藤慎輔
好きか嫌いかでは割り切れない…川上完
あらゆる面でレベルが高くなった…ボブ・スリーヴァ
懐の深さが見え隠れしている…三好秀昌
独自の風合いと質感が個性を伝えてくる…桂伸一
どこをとっても隙の無い高性能ぶり…津々見友彦
いま一番、乗ってほしいクルマ…岩貞るみこ
大衆車と考えると価格差は大きい…諸星陽一
革新のクルマづくりで新しい伝説がはじまる…森野恭行
幅広いライフスタイルに合うクルマ…こもだきよし
女子がハンドルを握って誇らしい気持ちになれる…今井優杏
技術へのチャレンジが窺えるSクラス…松田秀士
Sクラスが大衆高級車の世界を牽引していく…木下隆之
コンパクトカーの常識を超えたフィット…萩原秀輝
最新テクノロジーのショールーム…西川淳
乗り込んだ瞬間から心底魅力を実感…青山尚暉
自動車発明者としての誇りと意地に敬意…御堀直嗣
幸せを考えたクルマづくりと技術者たちの熱意を感じた…藤島知子
クルマ作りに大きな革新が起きる可能性…高山正寛
時代の空気をしっかり取り込んでいるパンダに好感…森口将之
インターナショナルなものさしでクルマをはかる…松任谷正隆
自動車作りの信念の勝利…舘内端