バス運行の信頼性向上計画、2月に開始

エマージング・マーケット 東南アジア

陸運庁(LTA)はバス運行に対する利用者の信頼を高めるため、運行の遅れには罰金を科し、待ち時間の短縮には奨励金を支給する試験計画を2月に開始する。期間は2年で、22路線が対象。まず15路線で実施する。

バスが時刻表どおりに来ないといった利用者の苦情が絶えないことから計画導入を決めた。ロンドンが同様の「アメとムチ」計画を導入し成果を上げている。

SBSトランジットでは3、17、39、325など8路線、SMRTでは176、184、911など7路線が対象。

バス待ち時間が従来の記録より短くなれば、6秒の改善ごとにバス会社は月2,000Sドル(約16万4,800円~6,000Sドル(約49万5,000円)の報奨金を与えられる。反対に、待ち時間が従来の記録より長くなれば、6秒の遅れごとに月1,300Sドル(約10万8,000円~4,000Sドル(約33万円)の罰金を科せられる。2年間の試験運用後は全ての路線が対象になる。

LTAはまた、政府がバス購入資金を負担し、運行をバス会社に委託するバスサービス向上計画(BSEP)の進展状況も明らかにした。政府は550台のバスを購入しており、291台が既に利用されている。残りも年内にバス会社に委託する。
 バス会社も250台を別個に購入しており、2社のバス運行台数は以前より20%増加する。

バス運行の信頼性向上計画、2月に開始[ニュース|AsiaX News]

《編集部》

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