富士重工業は1月9日、群馬製作所矢島工場(群馬県太田市)で国内累計2000万台達成の記念式典を開いた。スバル車は国内外で空前ともいうべき高水準の受注となっており、主力の矢島工場もフル稼働が続いていた。
式典で挨拶した吉永泰之社長は、「この工場は朝の6時半から連続2直で生産しているんですが、今は昼休み中なんです」と話し、従業員も参加するため、式典は稼働の合間を縫ってセットしたことを明かした。
また、吉永社長は2013年の米国での販売が前年を26%上回る42万台で過去最高となったことにも触れ、「全世界でスバル車をお待ちいただいているお客様に早くお届けできるようにしたい」と語った。生産部門を担当する近藤潤副社長によると、矢島工場の生産タクトは、フル状態の1分。式典が終わるやいなや「フォレスター」などが続々とラインオフしていた。