富士重近藤副社長、供給制約で国内販売の前年割れ当面続く

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富士重工業 近藤潤副社長
富士重工業 近藤潤副社長 全 5 枚 拡大写真

富士重工業の近藤潤副社長は1月9日、国内外での好調な受注を背景に車両供給が追い付かないことから、年明け以降も国内販売が前年実績を割り込む状況が続くとの見通しを明らかにした。

近藤副社長は同日、群馬製作所矢島工場で開いた国内累計生産2000万台達成記念式典後、一部報道陣に対し、「しかし受注はきちんと獲れているので1台でも多く回したいということで、限られた制約の中でできるだけ国内に車を供給することはしている」と説明。

しかし「前年の販売台数が多かったので、(1月以降に)前年を超えるというのはけっこう難しい。例えばハイブリッド車が全部ぼこっと供給できれば話は別だが、残念ながらそれは難しい。なんとしても前年を超えようという努力はしているが簡単ではない」と述べた。

富士重は、日本および米国の生産拠点でフル操業が恒常化しており、能力増強もたびたび行っているが国内外での好調な受注に追い付いていないのが現状。このため、富士重の国内販売は供給制約から2013年11月から前年実績を割り込んでいる。

《小松哲也》

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