ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは1月9日、2013年の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、前年比14.9%増の16万2145台と新記録。2012年に達成した過去最高の販売台数を上回った。
2012年は、欧州以外の販売地域で2桁の成長を維持。単一国の最量販市場は、引き続き米国。2013年は、前年比20.8%増の4万2323台を販売した。アジア太平洋、アフリカ、中東は、合計で20.3%増の6万1534台。中国は19.9%増の3万7425台で、2年連続で3万台を突破した。
また、欧州は前年比4.4%増の5万1049台と、ひと桁台の伸び率に後退。一方、地元ドイツは17.8%増の2万0638台と好調だった。
モデル別では、SUVの『カイエン』の人気が最も高く、8万4000台以上を販売。『ボクスター』と『ケイマン』は合計で約2万5500台を売り上げ、前年比は117.4%の大幅増。『911』シリーズはおよそ3万台を販売する。
ポルシェの営業&マーケティング担当、ベルンハルト・マイヤー取締役は、「強固な商品キャンペーンと事業モデルの拡大のおかげで、2013年は世界規模でブランドの力をアピールできた。2014年も『マカン』や『911タルガ』などで、さらなる成長を目指す」とコメントしている。