【フォード フィエスタ 新型 発表】3気筒1リットルエコブーストは、回す楽しさと環境性能を両立

自動車 ニューモデル 新型車
フォード・フィエスタ
フォード・フィエスタ 全 8 枚 拡大写真

フォード・ジャパンが2月1日より発売するコンパクトカーの『フィエスタ』は、フォードが現在使用しているEcoBoostエンジンの中で、最もコンパクトな1000ccエンジンを搭載している。

【画像全8枚】

現在フォードでは1リットルから3.5リットルまでのEcoBoostと呼ばれるエンジンラインナップを持っており、その中で最もコンパクトなのが、フィエスタに搭載される1リットル3気筒ターボエンジンだ。

EcoBoostエンジンの基本的な考え方について、フォード・ジャパンマーケティング部の野口美生さんは、「従来搭載していた自然吸気エンジンを大幅にダウンサイズしながら、同時にパフォーマンスについては従来と同等か、それ以上のパフォーマンスを発揮。燃費効率やCO2排出量も大幅に改善させることを主眼として開発されたエンジンである」と説明。

EcoBoostエンジンについて野口さんは、「まず燃料を直接噴射する直噴技術。加えて、ターボチャージャーとTiVCT(吸排気独立可変バルブタイミング)が採用されているものをEcoBoostエンジンと呼んでいる」と定義。その開発においては、「エンジンのダウンサイズによって、フォードが持っている“走りの楽しさ”を決して犠牲にしないことをベースに、燃費、CO2排出量など環境性能を向上させているのが特徴だ」と述べる。

日本仕様のパワースペックは、最高出力100ps、最大トルクは170Nm。1400回転という非常に低回転域から最大トルクが発揮されるため、「まるでディーゼルエンジンのようなトルクフルな走りを楽しめると同時に、これまで自然吸気エンジンに乗っていたユーザーにも楽しんでもらえる伸びの良いパワー感も併せ持つ設定になっている」(野口さん)とその特徴を語った。

なお、JC08モードでの燃費は17.7km/リットルという結果である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る