公正取引委員会、自動車輸送のカルテルで海運会社に独禁法違反の事前通知…日本郵船135億円を特損処理

船舶 行政

公正取引委員会は、自動車などの貨物輸送に関して独占禁止法に違反していたとして海運数社に独占禁止法に基づく処分に関する事前通知書を送付した。

事前通知書を受けたのは日本郵船、川崎汽船などの海運会社。独占禁止法第3条(不当な取引制限の禁止)に違反する行為があったとして、排除措置命令、課徴金納付命令についての事前通知書を受領した。

自動車輸送船を運航する日本郵船、川崎汽船などは、2012年9月6日、自動車・車両系建設機械などの貨物輸送に関して価格カルテルを結んでいた独占禁止法違反の疑いがあるとして、公正取引委員会による立入検査を受けている。

日本郵船は「事前通知書の内容を精査のうえ、今後の対応を慎重に検討する」、川崎汽船も「事前通知書の内容を精査・確認し、今後の対応を慎重に検討する」としている。

一方、日本郵船は課徴金納付に伴う損失に備え、今期に引当金繰入額135億円を特別損失に計上する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る