【東京オートサロン14】PM2.5を5分で99%以上除去するエアコンフィルター…デンソー

自動車 テクノロジー 安全
プラズマクラスター
プラズマクラスター 全 5 枚 拡大写真

中国では、車載用の空気清浄機がバカ売れしているというが、デンソーは、PM2.5を除去できるカーエアコン用新型フィルターや車載用クレベリンなどを発表した。

デンソーが開発した新しいフィルターは、PM2.5(2.5マイクロメートル程度の微細粒子)を特殊な不織布で除去してくれるというものだ。通常、細かい粒子をフィルタリングしようとすると、繊維を細かくしたりフィルター層を厚くする必要がある。しかし、それは空気の流れを遮ることにもなり、エアコンの場合は風量が弱くなる。

デンソーのフィルターは、特殊な帯電不織布を利用することで、通常のフィルターより活性炭の量を減らしたり除塵層を薄くすることができるというものだ。デンソー アフターマーケット事業部 自動車部品部 次長 田嶋五生氏によれば、内気循環にすれば、およそ5分でPM2.5より小さい、1マイクロメートルの微細粒子の99%以上を除去することが可能だという。

デンソーでは、このフィルターをトヨタ紡織と共同で開発している。他にも大幸薬品とのコラボレーションによる車内用クレベリンの展示も行っている。これは、部屋などに常時設置するタイプではなく、専用の噴霧器によって車内を消毒するオプションサービスとして提供されるものだ。従来から、車載用のプラズマクラスター(シャープとの協業)も手掛けており、デンソーの車内環境製品では、付加価値の部分で協業モデルをうまく活用する戦略のようだ。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  5. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る