東陽テクニカ、仏ORME社の動画解析 TrackImage と汎用波形解析 TrackReport のソフトウェア販売を開始

自動車 ビジネス 企業動向
動画解析ソフトウエア『TrackImage』
動画解析ソフトウエア『TrackImage』 全 2 枚 拡大写真
東陽テクニカは10日、フランスORME社の動画解析ソフトウエア『TrackImage』と汎用波形解析ソフトウェア『TrackReport』の販売を開始した。ORME社は1996年にフランスのトゥールースにあり、解析ソフトウエアの販売・開発を行う企業だ。

今回の2製品は海外では、自動車の衝突安全(パッシブセーフティ)分野で多数採用されている実績があり、エアバック展開試験、衝突実験での車両やシートの変形解析、ダミー人形の挙動解析、自動車の安全性能評価プログラムであるEuroNCAPやJapanNCAP規格に対応した形式での解析・レポート出力などで採用されている。

今回の2製品のうちTrackImageは、撮影した動画データから、任意の動画の2次元/3次元の挙動を解析するソフトウエアだ。従来の動画解析ソフトウエアは、解析する動画のデータ形式や特徴点に制限があったが、今回のTrackImageは、どんな動画のデータ形式や特徴点のパターンでも解析できるのが特徴だ。画像解析に関する知識や経験のないユーザーでも高精度な解析を短時間で実行できる。

もう一つのTrackReportは、このTrackImageと親和性の高い汎用波形解析ソフトウエアだ。動画解析後に、動画撮影時におこなわれた実験・試験のデータを測定した計測機器(現在15種程度の機器に対応)で測定したデータを直接読み込んで、周波数解析・音解析・統計処理などの解析、レポート作成、サーバーへの登録までを自動化できる。

東陽テクニカでは、TrackImageを256万9000円(税別)からの価格で販売し、TrackReportは85万8000円(税別)からの価格で販売し、年間50ライセンス程度の販売を見込んでいる。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
  2. フェラーリ『849テスタロッサ』、日本初披露…価格は6465万円から
  3. ホンダの衝突試験用ダミーは1体2億円以上! では寿命は?
  4. セナのF1マシンにインスパイア、12台限りのロータス『エミーラ』が公開…IAAモビリティ2025
  5. トヨタ『ランドクルーザー250』、米2026年型は今秋発売…日本にない326馬力「i-FORCE MAXハイブリッド」搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る