シグナス補給船 国際宇宙ステーションに予定通り結合

宇宙 科学
シグナス補給船のファイナルアプローチ。
シグナス補給船のファイナルアプローチ。 全 3 枚 拡大写真

オービタル・サイエンシズ社は、1月12日午前にISSとランデブー、宇宙飛行士により、国際宇宙ステーション補給船『シグナス』運用1号Orb-1の把持・結合が無事に行われたと発表した。

シグナスOrb-1は日本時間1月10日午前3時7分にアメリカ、バージニア州のワロップス飛行施設からアンタレスロケットで打ち上げられた。軌道投入、太陽電池パネル展開、ISSへの接近ともに予定通り進行し、日本時間1月12日午後8時8分にISSから10メートルのところで、カナダロボットアーム2により把持された。その後、ISS「ハーモニー」ノードの天底側に10時5分に結合された。

ロボットアームの操作にあたったのは、若田光一宇宙飛行士とマイク・ホプキンス宇宙飛行士。その後、リック・マストラキオ宇宙飛行士が結合を完了した。若田宇宙飛行士が空気漏れなどのチェックを行った。シグナス補給船の開室は、13日月曜日を予定している。

今回、シグナス補給船は1260キログラムの補給物資と、ISSで使用する実験器具を搭載している。今後37日間ISSに留まり、1300キログラムの廃棄物を搭載して2月18日にISSを離れる。2月19日に太平洋で地球に再突入する予定だ。

《秋山 文野》

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