【東京オートサロン14】ルノー・ジャポン…フランスのジャンダルムリ仕様を限定車に

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ルノー・ジャポン代表取締役社長の大極司氏がアンベールに立ち会った
ルノー・ジャポン代表取締役社長の大極司氏がアンベールに立ち会った 全 8 枚 拡大写真

ルノー・ジャポンは東京オートサロン14において、20台の限定車『メガーヌルノー・スポールジャンダルムリ』を発表した。ジャンダルムリとは、フランスの憲兵で、メガーヌルノー・スポールジャンダルムリはそこに所属する高速道路警備隊の車両を模したものである。

「ジャンダルムリの語源は、武器を持つ人の意味を持つジャンダルムから来る」と話すのはルノー・ジャポンチーフマーケティングマネージャーのフレデリック・ブレンさん。「フランスではジャンダルムリとポリスの2つの組織がある。ポリスは15万人ほどいる公務員で、主に主要都市を中心に活動するのに対して、ジャンダルムリはフランスの憲兵で、内務省直轄組織の軍人である。9万8千人ほどの組織で地方都市や高速道路などで活動している」という。

ジャンダルムリの高速道路警備隊は、メガーヌルノー・スポールを70台ほど使用している。「60年代に高速道路が出来た頃はアルピーヌ『A110』が、その後『A310』やルノー『21ターボ』が使われていた。近年ではスバル『インプレッサ』を63台使用していたが、この入れ替えでメガーヌルノー・スポールが70台採用された」と話す。

その採用理由についてブレンさんは、「パフォーマンスと高速安定性のレベルの高さだ」と述べる。その仕様は、「フェイズ1のフロントフェイスに、フェイズ2の265馬力エンジンを搭載したシャシーカップ仕様だ。ブレーキやミッション、エンジンなど特別のチューニングは全くしておらず、取り締まりのための装備以外は工場出荷時のままである」と、ほとんど標準車が採用されていることを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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