総合大学への脱皮、シンガポール経営大学が計画

エマージング・マーケット 東南アジア

シンガポール経営大学(SMU)は経営学関係の専門大学から、総合大学への脱皮を計画しており、人文科学、応用数学の課程を3~4年後をめどに提供する。

学部学生数は現在7,000人。経営、法律、情報システム管理、会計、経済学、社会科学を教えているが、歴史、文学、哲学を教える人文学部を設ける。数学を金融や遺伝子学に応用する応用数学の学位課程を提供する。

寄宿施設のある短期滞在型カレッジの「SMUビレッジ」も計画している。600人が宿泊できる施設で、学生が起居を共にし、アイデアを具体化するプロジェクトを推進する場とする。場所はプラナカン博物館裏の駐車場になる見通し。

SMUは米国ペンシルベニア大学のビジネススクール、ウォートン・スクールがモデルだが、ホー理事長は「すべての学問分野の課程、研究で傑出した存在を目指す」と語った。

SMUが新たにモデルにしているのはマサチューセッツ大学(MIT)で、ホー氏は「MITが工科大学以上の存在になっているように、経営大学以上の大学に育てたい」述べた。

デマイヤー総長は「卒業生が将来の指導者になるには、域内の歴史、芸術、文化、文学を知っておく必要がある」と指導者育成を念頭に置いていることを明らかにした。

総合大学への脱皮、シンガポール経営大学が計画[ニュース|AsiaX News]

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 中国エリア初、「アルパインスタイル広島183」がグランドオープン
  2. ブリッツ、エンジン出力向上デバイス「パワコンX」発売、190車種以上に対応
  3. 「マジで来ちゃった!」中国ミニバンの日本導入発表に、SNSでは驚きの声「よく作り込んでる」「加速がすごい」など話題に
  4. 「ピンチな時に覚醒する日産」新型ティアナの大進化に、SNSでは「セダン復活」熱が再燃
  5. 【ダイハツ タフト 新型試乗】ほどよい個性とさりげない行動範囲の広さがいい…島崎七生人
  6. 【メルセデスベンツ CLA 新型試乗】現行最終モデルでも色褪せない、デザインと乗り味…島崎七生人
  7. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
  8. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  9. 次期『Sクラス』はこの顔? メルセデスベンツ『ビジョン・アイコニック』発表…大型2ドアクーペ提案
  10. AE86は今いくら?『頭文字D』登場車の市場を分析
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る