米国の自動車最大手、GMの高級車ブランド、キャデラックは1月14日、米国で開催中のデトロイトモーターショー14において、『ATSクーペ』を初公開した。
同車はキャデラックの新しい小型スポーツセダン、『ATS』に追加される派生モデル。小型のラグジュアリースポーツクーペを求める顧客のために開発された。競合するのは、BMW『4シリーズクーペ』やメルセデスベンツ『Cクラスクーペ』、アウディ『A5クーペ』、レクサス『RC』など。
ボディサイズは、全長4663×全幅1841×全高1392mm、ホイールベース2755mm。ホイールベースは、セダンのATSと同サイズ。その上で、ATSクーペでは、伸びやかなクーペフォルムを構築した。キャデラックによると、フロントマスクをはじめ、ルーフ、ドア、リアフェンダー、トランクリッド、フロントフェンダーなどがクーペ専用設計だという。
搭載エンジンは、セダンに準じる。直噴ガソリン2種類が用意されており、2.0リットル直列4気筒ターボは、最大出力272ps、最大トルク40.8kgmを発生。自然吸気の3.6リットルV型6気筒は、最大出力321ps、最大トルク38kgmを引き出す。トランスミッションは6速ATが基本。2.0リットルは6速MTも選択できる。
セダン同様、前後重量バランスは50対50と理想的な割合。2.0リットル直列4気筒ターボ車の動力性能は、0-96km/h加速5.6秒の実力だ。ATSクーペは米国では2014年夏、発売される予定となっている。
