海上保安庁、インド沿岸警備隊と長官級会合、ソマリア海賊対策の連携強化で合意

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海上保安庁、インド沿岸警備隊と長官級会合を開催
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インド訪問中の佐藤雄二海上保安庁長官は、ニューデリーでインド沿岸警備隊のタプリヤル長官と長官級会合を行い、インド近海でのソマリア海賊対策の連携強化や、インド周辺国での海上法執行能力向上の強化について意見交換した。

また、アジア海上保安機関長官級会合(HACGAM)における取組みを通じて、両機関の連携をさらに強化していくことで合意した。

長官級会合では、ソマリア海賊の発生海域がオマーン沖・アラビア海にまで拡大しており、特にペルシャ湾入口にあたるホルムズ海峡付近の海賊事案が増加傾向にあることから、日印両機関が行っているソマリア海賊対策について意見交換した。海賊対策に関する情報や知識・技能の共有、連携訓練などを着実に実施し、双方の海賊対処能力を高めていくことで合意した。

テロ対策に関する意見交換についても、今後、実施していくことで合意した。

さらに、インド周辺海域が、日本を始め、世界にとって重要なシーレーンであることを踏まえ、インド周辺国の海上法執行能力の強化を図るため、日印両機関の取組みについて意見交換した。これまで日印両機関間で行っている連携訓練に、インド周辺国をオブザーバーとして参加させるよう調整をしていくことでも合意した。

HACGAMでは、インドは「捜索救助」分野、日本は「海上不法活動の予防・取締り」分野で幹事国となっている。これらの分野で、日印両国が互いに連携強化を図り、HACGAMを積極的に牽引していくことで合意した。

具体的には、日本で開催される次期HACGAM長官級会合に合わせて、インドが巡視船を派遣し、日印双方で連携訓練を実施することを調整していく。

次回の長官級会合と連携訓練は、日本で開催する。

《レスポンス編集部》

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