ユーシン、広島とメキシコの新工場建設に伴う公的助成金収入で最終黒字に転換…2013年11月期決算

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ユーシンが発表した2013年11月期の連結決算は営業利益が前年同期比31.6%減の17億9100万円と大幅減益となった。

欧州・南米地域の景気後退の影響を受けたことに加え、欧州生産拠点での一時的な生産効率の低下、メキシコ拠点の整理統合費用をはじめとする統合推進に伴う諸費用の増加、のれんの償却負担が影響した。

売上高は、日本、アジア地域で受注・出荷が回復下のに加え、ヴァレオのアクセスメカニズム事業を買収したことから同77.4%増の1084億7300万円となった。

経常利益は為替差益があったものの、買収に伴って一時的に生じたリーガルフィーの費用などを計上したため、同30.4%減の15億3600万円と大幅減益となった。

当期純利益は、フランス生産拠点の整理・統合によるリストラ関連費用を特別損失に計上したものの、広島とメキシコの新工場建設に対する公的助成金収入を特別利益に計上したため、4億円の黒字に転換した。前年同期は15億3700万円の赤字だった。

今期の通期業績見通しは売上高が同33.7%増の1450億円、営業利益が同89.8%増の34億円、経常利益が同4.1%増の16億円、当期純利益が同199.6%増の12億円となる見込み。

《レスポンス編集部》

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