CIMBが私募で35億リンギ調達、自己資本を強化

エマージング・マーケット 東南アジア

資産額で銀行2位のCIMBグループ・ホールディングスは13日、新株式5億株を1株7.1リンギで発行し、35億5,000万リンギの資金を調達すると発表した。私募方式で、既に買い手は決まっている。

当初は4億株の発行を計画していたが、需要が積み上がり、5億株に修正した。自己資本のうち基本的項目(ティア1)に充当する。増資後のティア1の自己資本比率は8.2%から9.7%へ上昇する。

CIMBはインドネシアのバンクCIMBニアガを所有しているが、昨年、インドネシア通貨のルピアが対米ドル相場で大幅下落し、資本力が弱まっていた。CIMBニアガはCIMBグループの連結決算で営業利益の34%を稼いでいる(昨年1-9月実績)。

CIMBグループの主要株主は、カザナ・ナショナル、従業員積立基金(EPF)、三菱UFJフィナンシャルグループの3者。増資で、三菱UFJの持ち株比率は9.8%から9.2%へ低下する。

小栗 茂

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