【デトロイトモーターショー14】メルセデスの小型SUV、GLA に「45AMG」 …加速はポルシェ マカン ターボに匹敵

自動車 ニューモデル 新型車
メルセデスベンツ GLA 45AMG(デトロイトモーターショー14)
メルセデスベンツ GLA 45AMG(デトロイトモーターショー14) 全 13 枚 拡大写真

1月13日、米国で開幕したデトロイトモーターショー14。新型『Cクラス』が主役を務めたメルセデスベンツのブースだが、『GLA 45AMG』も注目のワールドプレミア車となった。

GLA 45AMGは、メルセデスベンツの新型コンパクトSUV、『GLAクラス』の高性能なAMGバージョン。新型『Aクラス』、『CLAクラス』に続いて、第3の「45」シリーズとして登場したのが、GLA 45AMG。

GLA45 AMGのハイライトは、AMGが手がけた排気量1991ccの直列4気筒直噴ガソリンターボエンジン。ツインスクロールターボチャージャーをはじめ、専用エグゾーストシステム、『SLS AMG』と同じ冷却システムの採用など、数々のチューニングを受けた。その結果、最大出力360ps/6000rpm、最大トルク45.9kgm/2250-5000rpmを引き出す。この数値は、『A45AMG』、『CLA45AMG』と同一。SUVだからといって、妥協することのないスペックを掲げる。

駆動方式は、メルセデスベンツの4WD、「4マチック」の最新版。新世代の4マチックは、7速デュアルクラッチの「AMGスピードシフトDCT-7」と一体設計され、リアアクスルに配置。路面や走行条件に応じて、前後間で最適な駆動トルクを分配する。この4マチックも、AMG車用にパフォーマンス重視のチューニングが施された。

メルセデスベンツがデトロイトモーターショー14でアピールしたのは、「世界で最もスポーティな小型SUV」ということ。実際、GLA45 AMGの動力性能は、0-100km/h加速4.8秒、最高速250km/h(リミッター作動)。これは、ポルシェの新型SUV、『マカン』のトップグレード「マカン ターボ」の0-100km/h加速4.8秒(スポーツクロノパッケージでは4.6秒)に匹敵する。マカン ターボは、GLA45 AMGよりも排気量や気筒数が多い直噴3.6リットルV型6気筒ツインターボ(最大出力400ps)を積むことを考えると、GLA45 AMGのパフォーマンスは、SUVとしては驚異的といえるだろう。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る