商船三井、カナダの大手ファンドと戦略的提

船舶 企業動向

商船三井は、今後のコンテナターミナル事業の強化・拡大を図るため、インフラ分野で豊富な実績のあるカナダの大手ファンドのブルックフィールド・アセット・マネジメントと戦略的な提携関係を結ぶことで合意した。

ブルックフィールドとの提携の第一歩として、商船三井は、米国ロサンゼルス港、オークランド港でコンテナターミナルを運営するTraPacの持ち株会社である商船三井子会社インターナショナル・トランスポーテーション(ITI)の株式の49%をブルックフィールドが運営するファンドに譲渡する。ITIと傘下のTraPacをブルックフィールドとの戦略的提携の中核会社として位置付ける。

商船三井では、ブルックフィールドとの戦略的提携によって、コンテナターミナル事業の成長基盤を強化する。TraPacのターミナル運営における経験と、北米、南米、豪州、欧州で多くのインフラ事業を展開しているブルックフィールドの知見を有機的に結び付け、最大限に活用する。

今回の戦略的提携のもと、世界各地の重要港にも事業範囲を拡大していく方針。コンテナターミナル事業の拡大は、商船三井のコンテナ船サービスにとっても、より安定したサービスを提供することに貢献するとしている。

一方、商船三井は、ITI株式譲渡に伴う売却益約210億円を、2014年3月期連結決算で特別利益として計上する。通期業績予想は現在精査中で、2014年1月31日に予定している第3四半期決算発表時に公表する。

《レスポンス編集部》

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