【アウディ A3セダン 発表】“ポン付け”のハルデックスとは違う

自動車 ニューモデル 新型車
アウディ A3セダン 1.8TFSIクワトロ
アウディ A3セダン 1.8TFSIクワトロ 全 11 枚 拡大写真

1月16日、北海道帯広市周辺においてアウディ『A3セダン』の雪上試乗会が開催された。試乗車として供されたのはアウディ A3セダンの「1.8TFSIクワトロ」。

【画像全11枚】

パワートレーンのスペックは、132kW(180ps)/4500-6200rpm、280Nm(28.6kgm)/1350-4500rpmで、これを6速DCTの「Sトロニック」を介して4輪を駆動する。

A3シリーズのAWDメカニズムは、『TT』『Q3』と同様にエンジン横置きの電子制御油圧多版クラッチ機構を持つ(ハルデックス・カップリング)。通常は前輪駆動で走行するが、路面状況に応じて前輪の空転を検知してリアに駆動力を配分、最大50%のトルクを後輪に伝達する。この機構は、ボルボやランドローバーなど横置きエンジンベースのAWD車には広く採用されているものだ。

しかしアウディジャパンプレセールス部商品企画マネージャーの田代友康氏によれば「A3シリーズのクワトロはいわゆる“ポン付け”のハルデックスとは違う」と説明する。「駆動力を配分するアルゴリズムのプログラミングなどで、アウディは長年の蓄積があり、クワトロの名を冠するからにはその走行性能に妥協はない」(田代氏)。

実際に十勝スピードウェイに特設された圧雪路コースでA3セダンを走らせたところ、アイスバーンと化した路面でも前輪がグリップを失った瞬間にタイムラグなく後輪にトルクを伝え挙動を安定させる。またESCオフモードにすれば思い切りテールアウトさせることもできるが、スピンモードに陥るまえにESCが最終的に介入するため、グリップを失ってコースアウトすることもなかった。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  5. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る