日産から発表された新型『ティアナ』と、北米で販売されている『アルティマ』のデザインは、今回よりほぼ共通のものとなった。
ティアナのアピールポイントについて、同社日本商品企画室リージョナルプロダクトマネージャーの寺田美穂氏は、「初代ティアナからの資産である、“MODERN Living”から発展させた気品とともに胸の高鳴りを感じさせるデザイン。2つ目は、2代目ティアナからの資産、“OMOTENASHI”の発展で、乗る人全員の快適さを追求した室内空間。3つ目は、今回新たに加わる、運転する楽しさを味わう、余裕のある走りだ」と説明。
ひとつ目のデザインについては、「挑発的、魅惑的な雰囲気を醸し出す未来感のあるデザインがテーマ」だという。
同社グローバルデザイン本部デザインダイレクターの大月圭介氏は、ティアナのデザインで目指したものは、「日産は世界的に見て、中国、日本で展開しているティアナと、北米中心で展開しているアルティマの2つの大型FFセダンを持っている。今回はこの2つのブランドをひとつ（のデザイン）にするということだ」と話す。
その理由について大月氏は、「世界的に見て、ユーザーが望んでいることがだんだんひとつに収斂してきていることがある」と述べ、「もともとティアナが持っていた快適性や高級感と、アルティマのひとつのキャラクターである、若々しさやダイナミックな躍動感を融合して、本当にひとつのベストなものを作ることが我々の狙いなのだ」と語った。
