【スズキ ハスラー 試乗】細部にこだわり、思わず唸ってしまう装備の数々…会田肇

試乗記 国産車
ハスラーXターボ4WD・2トーン仕様車
ハスラーXターボ4WD・2トーン仕様車 全 14 枚 拡大写真

ちょっとファンキーで、可愛いカッコ良さも感じる新コンセプトの軽乗用車『ハスラー』が大人気だ。月産5000台を予定していたが、すでに3月末納車が間に合わないほどの注文があったという。その人気の秘密はどこにあるのか、今回は装備を通して考えてみた。

【画像全14枚】

ハスラーに試乗しながら信号待ちで感じたのは、方々から受ける視線。カラーリングがオレンジやピンクといった“目立ち色”であることもあると思うが、ハイト系ワゴンとして車高も高いので、全体の雰囲気が明らかに従来の軽乗用車とは違う。この辺りは計算されたデザインとは思うが、最初は60歳近い親父が乗るには少々恥ずかしい気もした。しかし、乗っているウチにその視線にも慣れ、不思議とその雰囲気に馴染んでやろうとという気にすらなってくる。

内装を見回すと、その雰囲気にはその親父も唸ってしまうほどの洒落た雰囲気でいっぱいだ。とくにメインカラーであるオレンジ色をボディカラーに選ぶと、内装も同じ色でコーディネイト。それ以外のボディ色の場合はホワイトで統一される。しかもその範囲はドアアームレストにまで及ぶ。また、シート地は黒がベースだが、シートのパイピングをオレンジとブルー、ピンクはボディと同色で、それ以外はホワイトでかたどる。これらが相互に作用してとても軽乗用車とは思えない高品質感と洒落た雰囲気を作り上げているのだ。

内装を担当したというスズキ四輪内装設計部の松本慎一郎氏は、内装を設計する際、「軽乗用車の枠にはまらず、外観の個性に負けないこだわりの内装に仕上げたかった」と話す。さらに、ダッシュボード左右にあるエアコンの吹き出し口と、ドアスピーカーのグリルはヘッドランプ周囲のデザインと同一。この辺りは、ハスラーとしての遊び心とこだわりがこれを採用させたのだという。

そして、ドアロックをリモコンでON/OFFして気付いたことがある。それはフォグランプのスイッチをオンにしたまま、ドアロックした後、リモコンでドアロックを解除すると、ハザードランプが点滅するだけでなく、一定時間の間、フォグランプも点灯する、という点だ。これは明かりの少ないところでもクルマの周囲が明るく照らされるよう配慮した結果。この装備は、まさにアウトドア志向の強いハスラーならではの親切装備と言えるだろう。

また、ハスラーでは駆動系が2WDと4WD。エンジンがノンターボ/ターボの組み合わせが可能だが、外観上の違いはまったくといっていいほどない。強いて違いを見つけるならば、ターボ車のマフラーがノンターボ車よりも若干太いことぐらい。違いはホントこれだけ。ハスラーのユーザーはグレードによらず、同じ楽しみ方をして欲しい。そんな想いがシリーズ全体に及んでいるのだ。こうした部分に人気の秘密はあるのではないだろうか。

《会田肇》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. フォロフライの商用EV「F11VS」、3人乗りミドルルーフ仕様を受注開始…荷室高150mm拡大
  2. フィアット『トポリーノ』に2台のワンオフ、スピードスターと4シーター登場…ジウジアーロらが制作
  3. ホンダ『ステップワゴン e:HEV スパーダ』に特別仕様「ブラック エディション」、価格は418万5500円
  4. マツダの中国製EVがタイで攻勢、新型SUV『CX-6e』約580万円から発売…先行投入の『6e』は販売好調
  5. ホンダ『ヴェゼル』次期型、2028年登場か!? 次世代ハイブリッド搭載へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 物流のAI革命「ロジスティクス4.0」の先にある商用車の新ビジネス…ローランド・ベルガー 小野塚征志氏[インタビュー]
  3. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る