マツダの中国製EVがタイで攻勢、新型SUV『CX-6e』約580万円から発売…先行投入の『6e』は販売好調

マツダ CX-6e
マツダ CX-6e全 11 枚

マツダのタイ法人、マツダ・セールス・タイランドは10月7日、新型電動SUV『CX-6e』を正式発表した。中国の長安汽車との協業によって開発された電動SUVで、最大航続距離は555km、価格は125万9000バーツ(約580万円)から。

タイでは先行して電動セダン『マツダ6e』を投入しており、今回のCX-6eの発売によってEVラインアップを拡充する。

◆長安汽車との協業で生まれた新世代SUV

マツダ CX-6e

CX-6eは、マツダと中国の長安汽車が共同開発した電動SUVだ。中国では『EZ-60』の名称で展開されており、欧州向けにもCX-6eとして導入が進められている。

生産を担当するのは、中国にある両社の合弁会社、長安マツダ汽車(CMA)。マツダと長安汽車は20年以上にわたって協力関係を築いており、今回のCX-6eも、その協業を活用したグローバルEV戦略の一環となる。

マツダは、長安汽車が持つ電動化技術や先進的なデジタル技術と、自社が培ってきたデザインや走行性能の開発ノウハウを融合することで、競争力のあるEVを実現する方針だ。

CX-6eは、EV専用プラットフォームを採用。ボディサイズは全長4850mm、全幅1935mm、全高1620mm、ホイールベース2902mmで、マツダのSUVラインアップでは『CX-60』を上回る全長を持つ。

デザインテーマには「Crafted to Move You」を掲げ、マツダ独自の「魂動デザイン」をEV時代に合わせて進化させた。

フロントには、マツダの象徴であるシグネチャーウイングを新たな形で表現。流麗なルーフラインや立体的なボディ造形によって、SUVとしての力強さとスポーティな印象を両立させている。

また、ボディ各部には空気の流れを最適化するエアロダイナミクス技術を採用。空気抵抗の低減によって、電力消費効率や航続距離の向上を図っている。

◆最大航続距離555km、258psの後輪駆動EV

マツダ CX-6e

パワートレインには最高出力190kW(258ps)、最大トルク290Nmの電気モーターを搭載し、後輪を駆動する。

駆動用バッテリーには容量77.9kWhのリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池を採用。最大航続距離は555km(NEDCモード)で、WLTPモードでは484kmとなる。

急速充電にも対応しており、200kW以上のDC急速充電器を使用した場合、バッテリー残量30%から80%まで約15分で充電できるとしている。

0-100km/h加速は7.9秒。EVらしい力強い加速性能を備えながら、マツダが重視する「人馬一体」の走行感覚を追求した。

マツダによれば、ステアリング、サスペンション、ブレーキ、加減速特性などを細かくチューニングし、ドライバーの操作に対して自然かつ正確に反応するハンドリングを実現したという。

前後重量配分も約50対50とし、操縦安定性と乗り心地の両立を図った。

◆26.45インチの大型ディスプレイなど先進装備を充実

マツダ CX-6e

インテリアでは、先進的なデジタル技術とプレミアムSUVにふさわしい質感を追求している。

インパネには26.45インチの大型タッチディスプレイを採用。ナビゲーションやエンターテインメント、車両の各種機能を統合して操作できる。

音声認識やジェスチャーコントロールにも対応し、運転中に視線を大きく移動させることなく車両機能を操作できるよう配慮した。

上級グレードには、車外カメラの映像を室内のディスプレイに表示するデジタルサイドミラーやデジタルルームミラーも装備する。

《宮崎壮人》

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